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太衝というツボ

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~ツボの勉強for myself ~

肝鬱(ストレスを我慢して起こるうっ滞・悶々・イライラしてる感じ)の反応を見るのにまず使いたい経穴。

 

以下は自分の勉強のために掘り下げていきます。

 

太衝とは

太衝は足の厥陰肝経の原穴。足の甲の第1指と第2指の間をなぞっていくと骨にぶち当たる手前の溝。

本によると、肝鬱が強いとゴリゴリします。長年かけて作られたものなので、すぐにはなくなりません。時間をかけて解いていきます。

ストレス反応は右側に(実として)出ることが多いです。

仕事で神経を集中してた、

人前である程度の時間話した、

頭を使って活動した

そんなときは反応が出やすいです。

ゴリゴリを確認する方法は、ツボの反対側の足裏から中指でツボ方向を押して、浮き上がらせて確認します。 ゴリゴリが広がっていると良くない。(慢性化している)それを小さくする鍼治療を行う。

 

主治は【肝血虚】

肝には、血液を貯蔵して全身の血流量を調節する働きがあります。 寝ている間は血流を緩やかに、全身を使うときは血流を多くしています。

女性では特に、生理や妊娠・出産の過程で肝血を消耗します。イライラや精神の不安定さ、抑鬱、目の疲れや不調、爪が剥がれやすい、足がつる、シビレや痙攣などが起こりやすくなります。 この状態が肝血虚です。

 

▶︎柔肝

肝血が不足し、ぎゅーっと固まった肝(臓)を血で満たし柔らかくすることで、昇った肝気を下げ、イライラなどを沈めます。
肝血を補い、肝気を降ろす。

▶腎との関わり

太衝は肝の1番中心となるツボであり、五臓全てと繋がるところでもあります。 特に「腎」と密接に関わります。

水が熱により水蒸気となって上へと昇るように、肝の気が昇ると腎水といって腎の陰の部分を吸い上げます。腎陰は生殖・発育・成長と関わり、成人では老化が進みます。 のぼせや寝汗、口が乾く、尿量や少ない、便が固いなどの症状が出やすいです。 そんな時は 少陰腎経「照海」を併せて使います。

 

【基本刺鍼】

3mmまで。 膝を立ててもらい直刺。 太さは2-5番くらいまで。 実邪にあたるとビーンと響く。その場合は長く置かない方がいい。 長く置鍼するときはあまり響かせない。

 

▶︎肝血虚の場合は左の虚へ

▶︎肝鬱気滞が強いときは右の実へ

【その他】 目の病は肝兪+太衝

 

経絡ヨガでも太衝のツボ押しは良く行っています。

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